これで、五月も最後の一日ということで、明日から六月だ。


ここ数日、梅雨の晴れ間に、澄み渡った日々だ。


なんだか、少し肌寒くもあり、一度しまったはずの羽毛布団を再び引っ張り出してきている。

 今年の梅雨の到来は唐突だったもので、だいぶ面食らっていたのだが、いつもよりだいぶ早くきたおかげもあったものである。というのも、まだ気温がそれほど高くないため、(今のところ)蒸し蒸しとせず、なかなかに快適な梅雨である。この梅雨のどんより(湿気とカビ)が、一年で一番しんどくもあるので、この梅雨は爽やかで適度に晴れの日もあり、なかなかに快適に過ごしているではないか。

 ここ数日の晴れで、大水が出ていた四万十の流れも随分と引いてきて、岩場もようやく見えるようになってきた。白濁としてゴーゴーと鳴っていたその様子は落ちつき、今では透き通っている。机越しのここからでも、川底が覗けるのではないか。大気もとても澄んでいる。そうかそうか、雨がいっぱい降った分、いろいろなものを洗い流してくれているのだろうな。

空から、山から

雨粒、集まり、流れて

巡っているのだな

夏・秋・冬・春・梅雨

再び、巡ってきた梅雨

その意味を思います