今朝は晴れなのか、曇りなのか。青空が雲と雲の間に覗いていて、それは、この一週間の土砂降りの日々からのやっと晴れたと空の青である。やっとの晴れとなれば、洗濯も嬉しいし、お布団を干すのも嬉しいし、畑の草刈りもしたい。それは、海へサーフィンにいきたいとの思いよりも優先事項で、せっせと小刻みに動く軽快さが、家に庭に畑に溢れていく。虫たちの鳴き声の中にも蝉が加わり、陽気な、そして、その先のうっとうしい夏の始まりを奏でている。

 夏本番ともなれば、外仕事、野良仕事ができるのは、もう朝9時ぐらいなもので、今日も朝一番の6時ぐらいから、草刈りをしようと思っていたのだが、すっかり寝坊した。朝方は、お布団を手繰り寄せて包まるのが気持ち良いぐらいの、涼やかな風が網戸を抜けて吹き込んでいた。すやすやと気持ちよく寝たものだと目が覚めたら、もう時計の針は8時近くとなっていた。まあ、これも、昨晩床に着いた時の予想と反しての曇り空の涼やかさであり、曇り空のした草刈りも日中にできようか。一ヶ月もの旅と出張から帰ってきてのこの一週間、とーってもよく寝ている。普段は、日が昇るともう勝手に目が覚めてしまう体質というか習慣で、どんなに遅く寝ても、いつも4〜5時には目が覚めてしまい、二度寝もできないというのが悩みでもあるのだが、どうだろ、家に帰ってきてからのこの一週間びっくりするぐらいによく寝ている。さらには、昼間も眠い。なんとも、旅疲れ、もとい、展示にどれだけのエネルギーを使ったのだろうかとの、日常に戻って改めて実感する歪みを感じていたこの一週間であり、ひたすらに、ぼーっとしていたような(正直なところ、食事の影響が大です。旅中、随分と羽目を外していつもと違った食を楽しんでいたものな・・・。はい、思う存分楽しみました!)。今週からようやく、住環境も体調も戻り始め、通常営業の日課に戻れそうで、こうして、日記を綴り、絵を書いている。

 家に帰ってきた安心感と同様に、いつもの日課に戻っていく安心感、さらには懐かしみをこめた喜びを味わっている。それも、一ヶ月の空白の時間があったからの実感である。日々の行為も、自分のHomeとなっていたのだ。ならば、行為(日課)というHomeを持って旅や出張をすることもできるだろうにと、はやくも次の旅・出張を思う!?