TABIの記憶 認定こども園さざなみの森・東広島

 

車をさらに西に走らせ、広島の酒処・西条へ。

 

冬至の一日を過ごしたのは、それはそれは素敵なこども園(幼稚園と保育園の複合園)でした。

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田園風景を眺める教室、丘にぐるりと囲まれた思わず駆け出したくなってしまう校庭。

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丘の上には、園のスタッフみんなで作った草木染めのティピ。

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ティピのなかで子供たちに音楽演奏をしました。

 

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子供達の自主性を重んじたコーナー保育を取り入れているそうです。コーナーごとにお絵書きだの、工作だの、音楽だのが同時に行われていて、子供は自分の好きなところに行ってよいそうです。

ぼくが子供時代、学校で、苦手なこともみんなと一緒にやらなくてはいけなくて、とても窮屈な恥ずかしい思いをしていたことを思い出しました。

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園内の至るとこに、写真家・田淵睦深さんの作品が展示されていました。もちろん子供達の教室にも、「写真の転校生」と称して、動物の写真が飾られていたり。

こうして、こども園という枠だけでなく境界線をぼんやりさせて、多様なことを取り入れていることに、とても魅力を感じました。

今回の写真展以外にも、草木染めの衣服作家さんの展示会をやったり、今回ぼくのライブと料理をやらせてもらったりと。

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ある文化とある文化が接し合う、いわゆるグレーゾーンといわれる部分に新たな魅力的なことが生まる可能性が内在しています。さざなみの森はこども園というベースをもとに、様々なことを取り入れることで、新鮮な空気を吹き込んで、働いているスタッフ、保護者、そしてこども達が、さらには外から来た人たちも、よりはつらつと楽しくいられる場所なのだなと思いました。

ぼく自身も、数日園に滞在させてもらい、園の在り方を見させてもらったことでいろいろと学ぶことがありました。

 

冬至の日の夜のライブは、薪ストーブの揺らめく火に囲まれた心地よい空間でした。

10年前にBrazilのRainbow Gatheringで出会ったちあきの実家も広島で、妹のちはるとライブに来てくれました。まさに、この10年前のRainbow Gatheringでの体験から音楽を強くやりたいと思うようになったので、その当時を知ってくれているちあきに今の音を聞いてもらえて嬉しかったです。

冬至を過ぎて、一日一日、日が延びて行くと考えると、嬉しい気分です。寒さの到来はこれからですが、、、。

 

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