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四万十から二日掛かり、昨晩ようやく美濃に到着した。
ふー、ここまで到着したら、もう一安心。
もうバッチリと準備してきただけに、あとは、もう現場で、楽しむだけかな・・・・。
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と、書きかけていた日記の下書きを四万十の自宅にてPC開いてみれば発見し、その日付はもう1ヶ月以上も前のことだった。そうか、一ヶ月も旅をしていたのだな。あの朝、美濃滞在ではじめて迎えた朝には、あの畳の間に正座して、四万十の日々の日課と同じように、毎日日記を綴りたいと思っていたのだっけ。そして、夜には、いつものようにその日一日の思い出を絵に描きたいと、展示室にもうけた作業台の上にパステルの画材を広げていたのだっけ。
しかし、その思いは忙殺され、1ヶ月の空白が残った。。。
と、やらなかったことからの視点で言ってしまうと、『空白』との言葉が出てきたが、
やったことからの視点でみれば、それは有り余るほどに満たされたこの一ヶ月であった。
そうか、思いもがけずに、一ヶ月も旅をしていたのか。
いや、思いを変えての、一ヶ月の旅であった。
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四万十の自宅に帰ってきて、一週間が経つ。
土砂降りの雨の日々であったが、昨日の午後から、ようやく、青空が覗き出す。
草刈り掃除洗濯食事もろもろ、住環境と旅疲れの体調も、ようやく、通常営業に戻り出した。
この、一ヶ月の旅のこと、これからのこと、
通常営業の日々の暮らしにて、綴ること、描くことが楽しみである。
『暮らし展』と言いながら、その準備に暮らしが疎かになっていたことを、認め、実感しています。
『暮らし展』と言って、外に伝えたことの内なる収穫を、自分の巣に戻りゆっくりと、味わっていきたいです。
その営み、この営み
また、時期がきて
分かち合えるほどに
実りますことを