自費出版で、二冊の本を作りました。
✳︎ 11月3日からの
東京.表参道 @omotesando_atelier_official での
絵の個展で、お披露目します。
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『TABIのお話会』
いままでの旅を綴っています。大学時代からの人生の葛藤から、旅に出て、社会の「こうであらねばならぬ」から気持ちが自由になっていく人生の物語です。ぼく自身が当時、このようなお話を周囲の大人から聞けたら、それは、人生のもう一つの選択肢の可能性を知れて随分と気持ちが楽だったろうにとの思いから、自身の経験を、特に若い世代にシェアしたいとの思いで、以前より同タイトルで実際のお話し会をしていたのをテキスト化、加筆したものです。人生を綴るとなると、家族や親とのこともたくさんエピソードに出てきているのですが、今回の本の制作にあたり、父親との書簡という形で、お互いの気持ちを伝え合える貴重な機会ともなりました。巻末に、当時の旅先から綴った、子から親への手紙。そして、父から子への、いまの父の言葉で綴られた手紙も掲載されています。
2023年11月 初版第一刷発行 限定千部
発行 TABI BOOKS / INDIGO design
文・写真・イラスト 佐々琢哉 @oumanotabisan
編集・ブックデザイン 日野藍 @aihino__
印刷・製本 松栄印刷所
プリンティングディレクター 高松了吾(松栄印刷所)
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『暮らしの影』
旅を経て、辿り着いた四万十での暮らし。暮らしへの思いを、絵と散文に込めた画集です。「暮らしの影」とのタイトルは、もともとは、2021年に自身初の絵の個展をmmbooksで開催する以前に、服部みれいさんはじめ、mmbooksのみなさまへ、「このような思いの個展を開きたい」とのプレゼン資料に作ったものでした。いや、正確な経緯としては、逆ですね。冬の陰翳礼讃の光に、「暮らしの影」との言葉が自身に生まれてきて、そのことばの響きを指針に絵を制作・編集してみたところ、そこにまとめられた物語に、自己の創作を超えた何か大きな意思が内包されているのを感じ、「これは、外に出るタイミングなのかも知れない」との思いへ至り、個展を開きたいとの思いが溢れ、その思いを伝えるためのプレゼン資料としたのが経緯でした。本作では、新たな絵も加わり、時間軸も冬から初夏へと至る、日々の暮らしの物語です。
2023年11月 初版第一刷発行 限定千部
発行 TABI BOOKS / INDIGO design
絵・文・写真 佐々琢哉
ブックデザイン 日野藍
印刷・製本 松栄印刷所
プリンティングディレクター 高松了吾(松栄印刷所)