来る、 3/23~3/25の2つのWorkshopへのぼくの気持ちをお話ししたいと思います。

 ぼくの心の中には、いつも自然への憧れがあります。この気持ちは、ふつふつと湧き出る枯れることのない泉のようです。都会で育ったぼくだけど、生まれながらにこの泉が心のなかにありました。そんな湧き出るような自然への憧れをもって、旅をしました。旅先で自然と寄り添って生きる人たちと出会いました。行く世代にも渡って自然と生きる知恵を伝えてきた先住民の人たち、ヒッピー、巡礼者など。ぼくは彼らの考え方、生き方にとても魅了されたのです。彼らには共通して、資本主義的な社会システムを外れたお金以外の価値観の中での暮らしがあったのです。素の自分に戻って、彼らとともに心を通じ合わせて過ごした時間は、いつまでたってもぼくの心のなかで確かな存在感をもって、大きな力と安らぎを与えてくています。
 東京に戻ってきて、自分はまたこのシステム中で暮らしています。ぼくは正直このシステムに大きな疑問を持っています。この疑問に対して、どうやって答えを見つけていったらいいのだろう。。。
 
 ぼくが旅で出会った人たちの自然に寄り添った暮らしは、システムを変えようとしているというよりも、上手にシステムから外れて、外れたところから変化を起こそうとしているように見えました。

 ぼくが思い描いていたような、自然とともにある暮らしを営んでいるDionとあさこさんに日本に帰ってきて出会いました。ぼくは彼ら自身、彼らの場所から、多くのことをこの日本の地でも感じられたのです。東京のみんなともこの感覚を共有したい、と思ってはじめたのがこのワークショップのシリーズです。

 12月に行ったワークショップ『Returning way of Nature』では、今あるシステムによってもたらされている問題と原因を提示し、それに対してこれからの希望ある暮らし方を考えました。自然農、パーマカルチャー、フォレスト・ガーデンなどがその具体的な例の一つです。

 3/23(金)の『shikigami お話会』では、すでに、そんな希望ある暮らしを築いていくために、伊豆の里山の自然の恵みに生かされながらパーマカルチャーや自然農、フォレスト・ガーデンを実践している、Dionとあさこさんの暮らしぶりを聞いてみようというものです。原点回帰のような里山の暮らしの中で得られる喜びや、逆に辛いことなど。彼らのお話の中から、これからの自分達の暮らし方にもつながるヒントもあるかもしれません。

(お話会、会場となるOnekitchenのたくや君(ややこしいですが、ぼくと同じ名前なのです。)の言葉も素敵です →  
 3/24(土)25(日)の『パーマカルチャー入門』では、今度は自分自身がこれからの「希望ある暮らし方を作っていく術」を身につける場になります。パーマカルチャーというアプローチをつかって一人一人の日常にポジティブな変化を生む術を共有したいのです。ぼくが旅で魅了された人々の暮らしの中には、自然と調和したパーマカルチャーの暮らしがありました。ぼくの中での自然へのあこがれと現代の暮らしの融合点が、ここにあるように見えました。ぼくが感じてきたパーマカルチャーとは、『暮らしをより効果的に加速的に楽園に変えていく手法』だと思っています。

 さて、ぼくたち一人一人が新しい知恵と術を学び、これからどうしていったらいいのでしょうか?ぼくはこれもまた、とてもシンプルなことだと思っています。
  You must be the change you want to see in the world. 
changeをのぞむなら、自分自身がchangeとなるのです

ー Mahatma Gandhi ー
マハトマ・ガンジー

 一人一人が自分たちの居る場所で、有効な変化を生み出す術を知っていたら、世界が変わると思います。そういった人たちがどんどん増えていったら、相乗効果できっとすごいことが起きるだろうね!楽しいね!!
ありがとう。
ささたくや