2019年8月号

「風の声」

発刊

連載:「巡礼となりて」

を寄稿しています

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 今回の記事では、この夏の滞在先であるTUVAでの様子と、「旅先にて、旅の回顧録」の続きで、大学在学時にブラジルで出会った、Rainbow Gatheringのお話を書きました。Rainbow Gatheringでの経験は、その後のぼくの人生を、決定的に変えました。そこで出会った人々の姿から、「自分を表現する術を持ちたい」という自身の中に生まれた、強い感情。いや、「表現する喜びを知った」と言った方が正確かもしれません。その気持ちは、その後、靴作り、料理、音楽、そして、暮らし全般を創っていきたい、といった気持ちに繋がっていきました。いま、TUVAで音楽を学んでいるのも、その時の気持ちが始まりだったわけです。

今回の記事を書いていて、Rainbow Gathering は、まるで、映画「美しき緑の星」のあちらの惑星に旅してきたかのようだったなぁ、と改めて思いました。まあ、その後の自分の人生を見てみれば、その切断っぷりは、明らかですが。

 

この夏、もう少し、TUVAに滞在します。

 

佐々琢哉

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1 comment

  1. Amy Barrett says:

    10月 24, 2019

    返信

    琢哉さん、はじめまして。
    みれいさんの”あたらしい東京日記”を久しぶりに読み返しているうちの瞑想中に琢哉さんの顔が浮かびここにたどり着きました。
    私も就職活動に馴染まないまま大学を休学し、父の故郷、アメリカに移り住んだ身です。20代後半になった今まで駆け抜けるように生活し、アート、料理含め何か一つでも学び吸収しようとしてきた中で、琢哉さんの言葉一つ一つがおまじないのように、私の心に必要だった栄養のようになにかはりつめていたものを解してくださいました。アメリカに暮らしていると少しづつ忘れてしまう日本や世界中の古い暮らしの様であったり、食への向き合いかたであったり、大事にしたいものが琢哉さんの物語にはありました。ありがとうございます。
    そよ風のようでいて砂漠を思い出させる琢哉さんの物語、生活を読むことができてとても嬉しいです。日々の生活がみずみずしく、満たされたものに見え、また旅に出たくなりました。

    琢哉さんといつかどこかでお会いできますように。
    お元気で

    Amy

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