painting on  2020/10/3

【photo & memory from 2020/09/30 】

#24

* 川泳ぎからの帰り道 *

スキャン

川泳ぎからの帰り道。

茂みを抜け、坂を登っていく。

光の陰影がまた一段と深くなったのを感じる。

どうにもこの季節は、西日がこころに刺さる。

こころがズキズキと動くのを感じる。

(そうか、感動とは、こころが動き感じることか)。

感動が沸き起こった時、意識はこころに近いところにある。

こころに近づいた瞬間、まるでピントがあったかのように、世界は鮮やかさをましている。

こころに光が照らされ広がった空間に、カメラを覗き込み、絵に写し込む。

その絵に広がる世界とは…。

スキャン 1 (3)

八月のその時も、この坂の木漏れ日を描きたいと、こころが動いたことを思い出す。

そうして描いたその時の絵を眺めていると、様々な気持ちが湧いていくる。

もっともっと絵を描きたいというような、未来の気持ちまで。

絵に描かれた思い出は、いくつもの次元が織りなされた思い出だ。

未来の思い出までもが、そこに含まれていた。

日々に次元的豊かさ・広がりを、もたらしてくれている。