さむい、さむい。

お風呂に薪を入れて、1時間瞑想。

さあ、お風呂と思って、朝読んでいた本の続き、星野道夫の「旅をする木」を持ってお風呂場へ。

気分はもうアラスカ、片足を湯に入れたら、あちち、熱すぎた!!!!

どうやら、今日の薪はとっても調子が良かった様子。

水を入れてもまだ熱いので湯が冷めるまで待とうと、土間から座卓の部屋のふすまを開ける。

 

と、

 

DSC01964

 

ん????

 

DSC01960

お、

 

DSC01962

おお。。。

しかも、こまいのが、いっぱい。

 

DSC01966

こちらにも、一匹、ぽとり、、。

 

さむいからね、

みんな、暖かい部屋に来たいよね。

 

今日は、道夫の言葉の向こうにアラスカの野生動物の生命の鼓動を感じていた一日でした。

「あの一本のオオカミの足跡。あの岩と氷の無機質な世界を一頭のオオカミが旅していた夜が確かにあった。そのことを考えていると、なぜか、そこがとても神聖な場所に思えてならないのです。」

このネズミの親子にもぼくは何かしらの神聖さ、道夫のような手つかずのアラスカの雄大な圧倒的な大自然ではないけれど、日常の何かしらの神聖さを感じたのです。

って言うか、なんでこの子達、人様のリビングで家族揃ってこんなにも堂々とゴロゴロしているの!?そこが一番ビックリ!しつつ、ありがたさを感じたり、、、。

(屋根裏のネズミの足音はいつも聞こえていたけど、出しっ放しの野菜たちもかじられている様子は一度もないので、よい同居ネズミです。これから足音増えるかな。。。)

 

ぼくが今住んでいる四万十は山に囲まれた谷間です。今時期には、15時を過ぎるともう太陽があの山の向こうに隠れてしまいます。太陽が陰ると、本能的に「ああ今日も終わりだな」と思うのですね。

長い夜の季節の始まりです。これからの長い夜、何をしようかとわくわくしてしまいます。夏場は日が長い分せっせと働いてしまいますからね。日の短い冬は、怠けても良い季節なのです。ぼくは最近、本を書きたいと思っているのですよ、とても強くね。なので、この冬の長い夜には、本を書きましょうか。また、ネズミの親子が夜のお供をしてくれるといいなと願っています。そうしたら、彼らに語るように言葉を紡げるでしょうね。

どうやらネズミたちは、そのままそこで寝てしまったようです。たまにミューっと鳴いています。

 

DSC01988

 

お風呂もそろそろ冷めたでしょうか。

お風呂に入って、少しアラスカを冒険しましょうか。

道夫にネズミの話を語りましょうか。

 

さあ、暖まって、寝ることにしましょう。

ネズミにも、お布団をかけてあげましょうか。

せめて、火鉢の火はそのままに。

 

おやすみなさい。

 

DSC01983