本当にたくさんの人が来てくれて、嬉しびっくりの一夜でした。こんなに大勢の人たちが、これからの自給自足の暮らしを他人事でなく、より具体的な自分の未来のイメージとしてもっているのを感じて、驚きと喜びがいっぱいでした。もっとみなさんのお話も聞いてみたかったです。

Dionは、自分たちの山でいかにこれからフォレスト・ガーデンを育てていくかというビジョンを共有してくれました。自然の森の生態系システムにならい、食べれる森を育んでいくというビジョン。
森には、ありのままの自然のシステムで100%完璧な循環システムが存在しています。フォレスト・ガーデンが目指すところは、始めは人為的に手をかけて植物を配置していってあげても、5年目以降ぐらいからは、植物同士の相互作用だけで手放しで循環が行われ、果物にハーブ、草花などの人間にとって有益な植物で形成された森を育てること。
森が育てば育つほど、人間の手間を必要とせず、より収穫が増えていきます。このより自然で当たり前の考えなのに、現代農業とまったく別の理論の新しさを感じるところに、ぼくたち現代人の狂ってしまった自然観が垣間みられる気がします。だからこそ、このフォレスト・ガーデンの考え方に希望を感じるのかもしれません。
このお話会を東京の真ん中で催せたことにも、とっても意味があると思います。とっても居心地の良いスペシャルな場を提供してくれたOnekitchenのタク君にも感謝です。
ありがとうございました。