12月初旬、てのひらワークスの小林くんのもと、高知市内で靴作り同好会が開かれました。

 

小林くんの言葉です。

「ただ上から下へ伝えること場所ではなくて、 教える人と教わる人がいっしょになって
新しい何かを発見し、共感し、ともに成長する場所だから ここは学校というより、同好会です。」

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靴作りは足形を取るところから始まりました。

石膏を流して、石膏型を業者に渡して木型に起こしてもらいます。

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同好会のメンバーは、靴作り経験のある人、ない人様々です。(というか、ない人がほとんど。)

それぞれが自分のペースで、自分の作りたい靴を形にして行く場所。

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場所を提供してくれた、terzotempoの佐野くんのお気に入りの靴のイラスト。

てのひらワークスのかかとを踏んづけられる靴。

脱ぎ履きの多いCafeの仕事にぴったりだって。

用途から生まれた形の美しさ。

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小林くんが見本で持って来てくれた、てのひらワークスの靴たち。

今回の靴作り同好会の日々で、小林くんから惜しみなく教わった靴作りのあれこれを聞いた後にこの靴たちを改めてみると、シンプルなデザイン意図の深さ、その巧みさをを感じることができました。

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本当に惜しみなく、靴作りのあれこれを教えてもらいました。

今までぼくが独学で作っていた靴は木型いらずのモカシンのつくり方で、ずっと習いたいと思っていた木型の靴のつくり方、そのためのパターンの引き方などを知ることが出来ました。

ぼくはこの夏に、栃木・益子のてのひらワークスの工房まで遊びにいって、同好会の他のメンバーより一足先に自分の足の木型を作ってもらっていたので、さっそく靴の制作に取りかかりました。

イメージの形を2次元のパターンに落とし込んで、木型に革をつり込んで、仮合わせのところまで出来ました。

初めての自分の足の木型で作った靴。それはもう、浮き上がってしまうぐらいぴったりとした履き心地で、心躍りました。

やっと念願かなった木型の靴作り。

2014年は靴作りに精進します。
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4日間の同好会最後の夜、ズラリと揃ったみんなの石膏型。

これから一人一人がどんな靴を作って行くのか楽しみです。

 

小林くん、佐野くんのアイデアで始まった、靴作り同好会。

これは、ある意味とっても画期的なことだと思います。

靴作りというと、どうにも専門的な、職人仕事と思ってしまいますが、靴は皆がそれぞれ日常として履くもの。自分の日常の必要なものを自分の手で作る技術を身につけるということは、とても当たり前のことの様な。時間はかかるけど、自分の身の回りのものを一つ一つ手作りできたなら、それはなんと豊かな、喜びに満ちた暮らしでしょう。

また、こうして、靴を作りたいというワクワクを持った人たちが集まって一緒に手を動かして作業することは、なんと楽しいことだろう。

 

次回、高知・靴作り同好会は4月上旬。

また、追ってお知らせします。

興味のある人、是非。

(作業工程の関係で次回から靴作りの参加が出来るかは微妙ですが、見学だけでも。)