春うらら

 

雪降る日々の関西出張から帰って来た四万十では、もう既に春が訪れていました。

帰って来たばかりのころはまだぎこちなく鳴いていたウグイスも、一週間たって、今では立派に鳴いています。

ホー・ホ・ケ・キョ

 

朗らかな日の光に輝く四万十川の水面。

光りに包まれたこの土地。

光りに包まれ、幸せに包まれる我が心。

ああ、ぼくはこの土地が大好きです。

この、光りある限り。。。

 

四万十の我が家に帰る一番の楽しみは、自分で育てた畑の野菜を食べること。

が、ガ、ガ、ガーン、鹿にぜーんぶ奇麗に食べられていました。

種取り用の株まで、食べられちゃったのはさすがに痛い、、、。

お花の種もいっぱい播いていたのになー。

うーむ。。。

 

 

お隣の大工の谷本さんの作業場からは、カーン、カーンと小刻みよい音が春の青空に鳴り響いています。

谷本さんは、今ではめっきり少なくなってしまった在来工法の大工さんです。

「久々の在来工法の新築の戸建てだ!」とはりきって仕事をしています。

「これが俺の最後の戸建ての仕事になるかもしれんな」とも言っていました。

こんな貴重な仕事を、しかと見せてもらおうと、ちょこちょこ作業場を覗かせてもらいに行っています。

 

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なんと、図面は板きれに書いたこの2つだけ。

あとは、頭に全部入っているようです。

 

 

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『ほぞ』の格好良いこと!

 

 

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柱、梁、すべての部材にはそれぞれ番号が付けられています。

その番号と長さの表(なのかな?)

 

 

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職人さんが真剣に働く姿、格好良いです。

日本の大工さんはすごい!

 

 

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作業場のすぐ下、光る四万十川。

畑では谷本さんの奥さんとお婆ちゃんが、菜花の収穫をせっせとしていました。

 

 

春の美しい情景がまた一つ。