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* TABIのお話会 *
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ささたくやの今までの旅のお話をします。
中米を1年間馬で旅した話、など。
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ぼくは、今までの旅を通して本当に様々なスペシャルな体験をさせてもらってきました。そして、そのスペシャルな体験の中に身を投げ出すためには、決断に準備、そして行動をしてきました。決断をしたときから物事は動き出します。
こうして、自分の体験に耳を傾けてくれる人たちにお話をすることも、ぼくができる大切なシェアという形なのかもしれません。ぼくの体験をみんなとシェアしたいと思います。
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日本での大学生時代から旅を始めたぼくは、大学を卒業してもまだまだ旅がしたかった。けど、世間一般的にはその行為は、認められるものではなかった。もちろん、一般的なものから外れてしまうのは怖かったし、将来への不安もいっぱいあった。その目に見えないプレッシャーに自分を押し殺さなければいけないとさえ思った。けど、心の声を無視することは出来なかった。そうしてしまうことが、その先で一番後悔してしまうことになってしまうとわかっていたから。
旅立つ前の、両親との話し合い、それはとても苦しいもので、今でも心にとても強く残っている。「これから、おまえはどうやって生きていくんだ』、子を心配する親の言葉。ぼくは両親の問いかけに、答えらなかった。「それを見つけに、旅をしにいくのです。」父は最後に言った、「お前の人生だ、思う存分やったらいい。その場の欲求の解消だけの旅をしては駄目だ。継続的な旅をしなさい、旅の経験がこれからどんどんとその先に繋がっていくように。そして、これからはお前一人で生きていくんだぞ。」この言葉を旅中に何度と思い返したことか。この言葉のおかげでぼくは、〈旅を旅で終わらしてはだめだ、旅を生活にしなければ〉、という決意が生まれた。旅を生活にするためには旅先でお金も稼がなければいけない。このハングリー精神のおかげで、旅で音楽を奏で、手をつかってものつくり、靴もつくった。お金を稼ぐ術を身につけていったのだ。今までの旅で身につけてきたことが、今、日本にいても生活の糧となって紡がれていっている、父のあの一言のおかげだ。
ぼくは大学の卒業認定をもらうと、卒業式にも出ずに日本を飛びたった。それから、馬に乗って旅をするという、夢だったジプシーのような生活に飛び込んでいく。。。。
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