ろうそく夜のともよちゃんが、
TABI食堂と一緒に過ごした日々を
言葉にして綴ってくれています。
こころに染みる言葉ばかりで、
「あー」と感謝、感動、喜びを噛みしめています。
こちらは「ただ黙々とやれることを」とTABI食堂の日々を過ごしているだけなのですが、
それをこうして、そこ波打つ空気にいろいろと感じてくれていたなんて、とても感動しています。
響き合っていますね。
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TABI食堂とは安易な名前をつけたばかりに、
「名は体をあらわす」とはよく言ったもので、
まさに旅ばかりの食堂となってしまいました。
(TABI食堂の名前のエピソードをここでお話しますと、長年の海外旅から日本に帰ってきて、旅中に独学で学んだ靴作りをせっかくだから日本でもみんなに見てもらいたいと思い、まずは屋号を決めようと思って、中米を一緒に旅をした馬のTABIからそっくりそのまま名前を頂いて、自分の靴のブランドの名前をTABIにしよと決めたのです。そうして、展示会をしようと思い、借りた場所にキッチンスペースが着いていたものだから、どうせならと、まだ日本に馴染みのなかったRawFoodをきてくれたお客さんにも味わってもらいたいなと思って、DMに「TABIの展示会でRawFoodの食堂もOPENします」と書いて、特に何も考えずにそのまま「TABI食堂」となったのでした。そしたらその後、TABI食堂の方もそのまま続くことになり、いまに至る訳です。)
さて、前置き長くなりましたか、TABI食堂の旅のおかげで、本当に沢山の素晴らしい出会いに恵まれています。
旅といってもただの旅でなく、食堂を丸ごと抱えてやってくるようなものだし、そうして、一時をそこで過ごして行くのですから、受け入れ側もそれなりの覚悟が必要なことでしょうに。靴の展示会だったら、ものを並べてお客さんがきてくれるのを待っていたら良いのですが、料理となると、ものを搬入してからが、いざスタートで、そこから徹夜必死のキッチンでの仕込みが始まるのです。そうして会期中はキッチンを占拠してしまいます。暮らしの、生きることの中心であるキッチンをまるごと明け渡すと言うのはなかなか勇気のいることでしょうね。その分、新しい風にワクワクすることかもしれません。明け渡してもらったキッチンからは、お客さんへの料理だけでなく、スタッフへのまかないを作らしてもらったりもします。そうして、お店の人たち、そこに関わる人たちと手作りの食を囲んで、みんなで過ごす日々がとても温かいものに感じます。もしかしたら、この時間のためにTABI食堂の旅をしているのではないのかな?と思ってしまうほど。そうして、温かい空気に包まれたお店には、心地よい空気に充たされ、それでいながら、どこかで旅の新しい空気が流れ、それをお客様も感じていってくれるのではないのでしょうか。
つくづく思うのですが、TABI食堂の旅は本当に素晴らしいです。
沢山の出会いがあって、そこに「美味しいと」喜んでもらえる笑顔があって、その姿に喜ぶ自分たちがいて。
誰かになにかをしてあげることは、自分にしてあげることなのですね。
自分にしてあげられることは、誰かにしてあげられるのですね。
誰かがいるからこそ、学ぶことができるのですね。
学びの旅です。。
新しい発見の喜びの旅です。。。
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