えみおわすの服とTABI食堂のごはん

１３日からのえみおわすの展示会にて、TABI食堂のごはんをお出しします。

えみおわすの直樹と出会ったのは、サッカー日韓W杯があった１０年前の夏。神戸から上海に向かう鑑真号の船上。ぼくは大学生の夏休みで、直樹は脱サラをして、世界一周の旅へ出発したところ。中国、チベットの街を一緒に歩き回り、美味しいもの、格好良いもの、かわいい女の子を探したり、、、。

よく２人でこれからの夢を話し合った。直樹はそのとき、「旅をして日本に帰ったら、いろいろな人たちが集まるCafeをやりたい。」と言っていたのをよく覚えている。ぼくはその当時、何をしたいと言っていたんだっけかな？

あれから１０年、お互いがそれぞれの道を見つけ、こうして一緒に人前で何か出来ることがとって嬉しい、誇りだ。直樹がやりたいと言っていたCafeの役割を、ぼくが担当しているのが面白い。直樹は当時から「Patagoniaの野菜染めのT-shirtがいい」とか、「手紡ぎの布が素敵だ」と言っていたこともよく覚えている。お洒落好きだったぼくだけど、自然素材や、手仕事の格好良さは知らなかったから、直樹のものをみる視点がとても新鮮で、一緒にいていろいろと新しい発見があって楽しかった。

あの言葉達が、いまのえみおわすの服になっているのだね。１０年間という月日は紡がれきたのだね。