ここ最近 Rainbow Gathering についてお友達と話題にすることが多い気がします。そこで2003年に大学の春休みの間の南米旅行中に偶然出くわしたBrazilでのRaibowGathering後に友達に送ったMailを引っ張りだしてきてみました。
僕にとってこのRaibowGatheringでの経験がその後の心の大きな糧となって僕をずっと助けてきてくれたと感じています。
当時のぼくは大学4年生になる直前の春休みの期間中で、周りの生徒達は一生懸命就職活動をしている時期だというのに、髪も長いまま、ふらふらと南米旅行に出かけていたのです。それでも日本に帰ったら就職活動しなければ駄目なのかな、、、などと社会のプレッシャーを感じながら、もやもやとしている状況でした。けど、Rainbowに来て見ると、もう変な人が一杯で、見たところ自分の好きなことばっかりやっている人たちばかり。しかも皆が皆楽しそう!!そしたら僕も好きなことやっていけば楽しく生きていけるじゃん!!と単純にそう思ってしまったのです。そしたらもやもやが晴れてとてもすっきりしました。それに文明の全くない大自然の中で時間を過ごしたということも大きかった気がします。こんなに活き活きとした生命にあふれた大地があるのに、なぜ僕は東京の都会の中で目に見えない、なんだかよくわからない社会のプレッシャーの下でクヨクヨと毎日を過ごさなければいけないのだろうと。
では、ここからが当時Rainbowから出てきてすぐその感動をつづって友達に送ったMailです。
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皆さんお久しぶり!
僕は只今ブラジルのサルバドールという街にいます。
MAILを送ってくれた人、返事をなかなかだせなくてごめんなさい。
というのもここ20日程山の中でキャンプをしていました。
正確にはキャンプというより、international gatheringで RAINBOWというものです。皆のなかには知ってる人もいると思うけど。僕は 全然そんなのがブラジルであるなんて知らなかったし、Rainbowっていう名前
も聞いたこと無かった。
帰りの飛行機はチリからでリオ デ ジャネイロ からBUSで24時間北に行っった所がサルバドールという街で、チリからどんどん 離れてしまって、本当は行くつもりじゃなっかったんだけど、なぜかすごくこっちの 方角にひかれてて、ならば飛行機で行こうと思ってたら(日本円にしたらそれほど高
くないので時間の節約のために。)、運悪くリオはカーニバルでどこも閉っててチ ケットが買えなく、それでも行きたくて、BUSで24時間乗っていくことにしたのが 始まりです。
このサルバドール行きのBUSの中でイスラエル人の女の子2人とオーストリア人 の男の子1人のグループに出会った。そして彼等と仲良くなってしばらく話してた ら、RAIBOWに行くと言っていた。ん、RAINBOW
ってなんだ?何やら世界中から色々な人が集まって、皆で何も無い自然の中で暮らすらしい。BLACK MOON に始まって、BLACKMoon に終わるらしい。まるで映画のTheBEACH見たいじゃないか!彼等は一緒に 来なよ、と誘ってくれた。
今までの僕の旅行は、移動ばっかりしてて、物はいっぱい見てるけど、表面上の事で終わってしまっているんじゃないかと、自分の旅の仕方に疑問を感じていた。もっと、一個所にいて、同じ人たちと長いこといて、そして始めて発見できる事もあるんじゃないかと思ってた。けどよくよく考えると、北に行こうと決めて、飛行機に乗れなくてBUSにのって、彼らに合って、彼らが僕のことを気に入ってくれて、誘ってくれたのは、偶然じゃないなと感じた。これは行くことになってたんだなと思った。行くことに決めた。わくわくした。

日が昇りはじめた頃にbusを途中下車して、そこからbusを2本乗り継いで、地元の人のジープをヒッチして、山を8KM歩いた所がRAINBOWだ。僕がそこについたのは始まってまだ2日目ぐらいだったので、広大な自然の中に、みなが集まるmainサークルとキッチン、共同トイレが作られているぐらいだった。その山の中でおのおのがテントをはって、中には洞窟を見つけてそこに暮らす人もいた。ついた当日はもう夕方でテントを張ったところで、暗くなりはじめ、メインサークルで食事を全員で輪になってたべた。約50人弱。もちろん食事は共同で作る。RAINBOWは平和を祈る集いでもあるので、酒、肉は暗黙の了解で無しとなっている。食事が終わると、マジックハットにドネーションを入れる。いれたい人は入れるし、ない人はまた
次ぎの機会。


そして食事が終わると音楽が鳴り始める。ジャンべにビジュリドゥ、ギター、縦笛、タンバリン、などなど各々が持ってきた世界中の楽器だ。見たこともない楽器もいっぱい。そして火をかこんで感情の赴くままに踊る!やばい、これが音楽だと思った!体の中で響いていた!!音楽が鳴ってる一方でファイヤーを使ったジャグリングが始まったりもする日もあった。

すごい人たちがいっぱいいた。音楽にしろ、絵にしろ、ダンスにしろ、アクセサリー作りにしろ、ジャグリングにしろ(南米の人は、アクセサリー作って売ったり、 ジャグリングしたりして旅してる人が多い。その技術の素晴らしいこと!)、なにか自分を表現できる手段が欲しいと強く感じた....

つぎの日の朝、散策してみると、奇麗な川があり、ビーチがあった。ここでは皆ヌードになって泳いでる。(一日中全裸でいる人も結構いる。)おくに行くと川が広がってでっかいプールになっている。河原にはクリスタルがいっぱい落ちている。
だんだんと何もない所から人の住む場所になっていくのを感じるのは実に面白かった。人が歩いて道が出来、テントが集まって集落が出来はじめ、人が増えてキッチンを大きくしなければいけなく、皿洗い場ができ、チャイshopができ、そしてベーカリーまでできた。ベーカリーではパンにケーキ、そしてピッザまでつくった。子どももいっぱいいたので子ども用の場所も出来た。そしてさまざまなWorkShopが開かれた。ヨガ、メディテーション、マヤカレンダー、ジャンべのセッション、指圧、カポエラ、世界情勢についての話し合い、などなど。


メインサークルは日にちがたつにつれて、人が増え、どんどん大きくなり、まさに広場となった。人が集まって、お話しをしたり、サッカーしたり、ジャグリングしたりと遊べる場であり、要らないものや、自分で作ったアクセサリーなどを持ちよって、物物交換する商業の場(もちろんお金のやり取りは無し)であり、そして皆が一堂に集まって、一同に歌って、一同に踊って、一同に黙とうしたりとエネルギーに満ちた場になった。


僕は洞窟の中で10なん個ものディジュリドゥがふかれるのを聞いて、大大大感動して、僕も一緒に吹きたいと思い、何人かで竹を切りに山をおり、そしてお手製のディジュリドゥを作った!!もう何時でもこのディジュリドゥと一緒にいて、練習した.楽しくてしょうがない。ここは日中日差しが強いのでココナッツの葉で帽子も作った。
FULL MOON にあわせて盛大に盛り上がった! 翌々日には下の村に降りていって、地元の人たちの理解に感謝を込めていろいろなパフォーマンスをした。すごく温かいものになった。
飛行機の関係で心残りだけどここを離れなければいけない時が来た。本当に素晴らしい場であり、美しい人たちばかりだ!いっぱいいろいろなことを感じた。深い所まで自分をさらけ出し、理解し、理解してもらえるFamilyだった。
僕が出たときは約1000人、44カ国の人たちが集まっていた。
んー、このmailでは概要しかかけなかったけど、とにかく僕は素晴らしい経験をしました。
では、みんなまたねー。


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1年後、晴れて大学を卒業した僕は再びRainbow目指して2004 World Gatheringが行われたCostaricaへ行き、そこでBrazilのRainbowで出会った仲間達と再開して共に馬旅をするいきさつとなったのでした。。。。。
うわさで来年の5月に北海道でRainobowがあると聞きましたよ。。。。