4月14日(金)・晴れ後雨

  昨日は、お天道様の下、畑にてよく働いた一日だった。朝はまだ肌寒くもあったのだが、太陽が次第に高くなるに連れて、着込んでいた服たちを次々に脱ぎ、仕舞いにはタンクトップにサンダル姿となっていた。背中越しに浴びる太陽がジリジリと暑く、首元が赤く焼けていくのを感じ、手ぬぐいを首にかけた。

 なんだか、太陽を浴びる感触までもが、感覚が変わってきている。緑がいっぱいのコールドプレスジュースをたくさん飲んでいるせいか、自分も光合成しているような気分だ。太陽に体がぬくもるこの感覚は、冬から春へのストレッチのようでもあって、太陽のぬくもりに体が、血管が、細胞が、開いていっている。血流が、どくどくと流れている。まるで、葉っぱの葉脈を顕微鏡で覗いたような感覚だ。

ストレッチといえば、植物たちもまさに同じくで、縮こまっていた芽がどんどんと開きだしていっている。まっさらな新しい新芽たちは眩しく、それは、まるで発光しているようである。人間の赤ちゃんと一緒だ、赤ちゃんも光っている。この新緑の様子も、あっという間に、うっそうと野山を覆っていくだろう。やがて、その勢いに圧倒されながら、ぼくたちは夏へと向かっていく。どうにも、植物たちの勢いに、こちらのこころも呼応しながら季節の波の中を移ろっていくようだ。昔の人たちは如何に、この移ろいを、季節の行事として上手に呼応しながら、さらには、自然との相乗効果を産み出しながら、一年を過ごしていったのだろうか。

 さらには、ぼくが今感じているような、季節による内面の変化も、先人たちはどのように昇華していったのだろう。はたまた、植物たちとの意識レベルはどのようにリンクしていたのだろうか。例えば先住民の人たちの叡智の言葉に触れると、あきらかに、彼らは植物のスピリットと繋がっているようである。ということは、彼らの意識は、現代人の意識レベルとはずいぶんと違うところにあったのではないだろうか。

さて、ここ最近のぼくのRawFood、コールドプレスジュース生活と畑での意識の変化が、先人やネイティブの人たちのその意識レベルの話に繋がるのかは探り中なのだが、今日、ロルフィングの先生のびるくんに、とても興味深かいことを教えてもらった(ここから後述する専門知識の内容は、ぼくが知識と理解不足なもので、間違っている可能性大です。すいません…。なんとなくのニュアンスだけでも伝えられたら…。)。

 「ヘモグロビンと、葉緑体はとても組成組織が似ていて、生野菜をたくさん摂取していくことで、不食になっていくことができるらしい。つまりは、人間も光合成から栄養を作っていく存在になれるということだよ」

 のびるくんは、人間の筋膜質に流れる電気の話もしてくれた。体に流れる電気ということであれば、コールドプレスジュースを飲んで体内に吸収する生きた野菜の電解質が及ぼす作用は、よりダイレクトに影響するのではないか。逆の作用で言うと、現代の電磁波に囲まれた環境が、人間本来の電磁フィールドを阻害して不調を引き起こしている。この筋膜質の電気回路を正常に戻していけば、自ずと体が調子を取り戻す。赤ちゃんは、大人のように体や思考の癖がまだ身に付いていないので、自然な電気帯を身に纏っていて、よって、発光しているのでは!?よって、木々の新芽は、発光しているのでは!?

以上は勝手な想像と理解かもだけど、ここで大事なのは、自分自身のリアルな体験からこのようなイメージがはじまり出したということ。いままでは0だった場所から、このようなイメージが自分の中に渦巻いる。動きが生まれてきている。その動きに、体も精神も、ある変化が起こってきている。

 日記書いていると考察が深くなると昨日書いたけど、まさか、次の日の日記がこんな考察の内容になるとは思っていもいませんでした。自分でもびっくり。 

 おやすみなさい(今日は朝一番から出かけていたので、夜の日記でした)。