一週間ぶりの梅雨の晴れ間。

 

地元の人たちは、田植えに忙しくしています。田に水が張られて、苗が植え付けられていく景色の変化は美しいです。

ぼくも、来年は、ぜひ田んぼをやれたらなと思います。

そんな思いを胸に、いまは、せっせと家を整えています。

梅雨入りしたこの頃、仕事道具の革にカビが生えるのが心配で、湿度計を買ってきて、家中の湿度を計って回っています。

土壁の押し入れが一番湿度が低いです。逆にベニヤの壁の押し入れは、無惨な状態で、湿気で壁がはがれかかっています。

やっぱり自然素材は、見た目の美しさ、機能性、耐久性もよいですね。

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ちなみに、この家は、構造物には釘一本使わずにつくってあります。ご近所にはまだこのような家ばかり。素晴らしい!。なのですが、逆に素人のぼくが日曜大工程度の知識で家を直そうとすると、どうしてよいのやら???、わかりません。

幸運なことに、ぼくの家のお隣は職人大工さんです。大工の谷本さんが、畳と床板の下の根太が落ちてしまっている部分を直しにきてくれました。素人目に、シロアリにやられたのかなと思っていたら、叩いて材の芯はしっかりある様で、「これはシロアリではなく、カビだ」と教えてくれました。「床下に水が入ってきているのかもしれんぞ。」と教えてくれたので、家の裏をのぞいてみると、その部屋の部分の屋根の樋の部分に葉っぱに土がたまってしまっていて、そこから水が垂れて、床下に水が流れ込んでいたようです。なので、これを機に家の裏も、掃除に草刈りをしたら一気に空気が流れて、気が回るようになりました。明日は裏山の草も刈って、もっと日が差し込むようにしてあげればなおさら良さそうです。

熟練の大工の谷本の仕事っぷりはあっぱれで、見ていてとても勉強になりました。こうやって、釘を使わずに家を造るのだと、一端をみれました。

 

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先日、大家さんが来て、「家を好きに片付けて、好きに使ってくれて構わんよ。」と言ってもらったので、離れの納屋の片付けもしています。農具に、釣り具などなど、面白い道具がいっぱい出てきます。

納屋を奇麗に片付けて、アトリエにしたいです。ここの離れは、母屋よりさらに、四万十川の景色が良いのです。

家の片付けで出た鉄くずを回収してくれるご近所さんについて、回収場所まで車で鉄くずを持って行ったら、そこは一見ゴミの山のような宝の山でした。鉄くずの山の横には、家を建て壊した時の、廃材や建具の山がありました。ちょうど昨日、谷本さんに、「裏の壁を壊して窓に変えたいのだけど。」と相談していたところでした。そしたら昨日の今日に、もう木のサッシの窓ガラスの建具を4枚もらえました。さらに、鉄くずのお礼にと、「ちょっと古いけどいいかしら?」、とお米を二袋頂きました。お米もちょうど買いに行かないと、と思っていたところでした。

もらってばかりで、ぼくも何か差し上げることができたらいいのにな、、、。

そうそう、谷本さんがカリンバの音をとっても気に入ってくれて、「今度祭りで弾いてくれ」とお願いしてくれました。ぼくも、みんなに聞いてもらえって喜んでもらえる機会があったら、とっても嬉しいです。

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毎日、発見と仕事の成果があって充実しています。

一日の仕事終わりに、汗を流しに川に泳ぎにいきます。