四万十へ戻ってきました、すっかり初夏の陽気です。

東京滞在中は、見事な桜の季節でした。

せっかく、この長く寒い冬を四万十で耐えて耐えて過ごした後の、春の喜び、桜の咲く季節だったのに、東京出張と重なり、とても惜しい気持ちでしたが、いやいや桜の美しさは、どんな場所であろうとこころ奪われる美しさです。また、東京だからこその、新年度始まるのこの時の、桜の下の人々の笑顔に、ぼくも心躍る気持ちで、四万十の山奥では出会うことのなかった光景に、感謝しています。

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これらの写真は、COSMIC WONDER のイベント時に、写真家のオサコフトシさんに撮っていただきました。このピンクと緑が、この春の淡い思い出です。

ちなみに、この丁寧な仕事の八重桜の塩漬けは、兵庫篠山のさとうみかをちゃんから。桜の塩漬けは1年先の桜の季節を想っての手仕事です。いつかの桜、一時を経てもなお、人々をときめかす、その美しさよ。

 

 

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この鮮やかな緑色のジュースは、石田紀佳さんに教えていただいた、赤松の葉の搾り汁です。松のヤニの香りがとても印象的で、すっきりとしたドリンク。飲むととってもとっても元気になります。それもそのはず、赤松は昔から、薬効あるものとして重宝されているようです。

 

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紀佳さんがあたらく出した本『魔女入門 暮らしを楽しくする七十二候の手仕事』には、この赤松ジュースのような身近にあるけれど知らなかった、暮らしを楽しくしてくれる知恵が、季節ごとに紹介されていて、日々の暮らしがとても楽しくなる一冊です(タイトルそのままですね・・・)。オススメの一冊です。本には赤松ジュースのことは載っていませんでしたが、八重桜の塩漬けの作り方が載っていましたよ。

 

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また、オサコさんには、ただいま製作中の、ぼくのレシピ本の写真もとって頂きました。本の制作はまさに今が佳境です。。。あと、もう少し、、、。こちらで晴れて本の完成をご報告できるのを楽しみにしています!