音楽の勉強をしに来ている、TUVA(トゥバ)の首都 Kyzyl(クズル)にてアパート暮らしの毎日です。首都といっても、日本からしたら、ほどよく小さな街だけど。

 コチラでの日々は、音楽に、語学(ロシア語・TUVA語)と、それにあたらしい文化への適応と、毎日学ぶことがいっぱい。久しぶりにこんなに脳味噌をフル回転させている。二十歳の時にはじめて海外へひとりで行った、LONDONでの語学留学、学生時代の日々を思い出すような気分です。学ぶということは、ほんとうにたのしい!

 四万十での暮らしでは、一日のほとんどを野良仕事に従事していたけれど、こちらではその時間がすっぽりと空くので、インターネットもあることだし、音楽、語学の学びはもちろんのこと、執筆もすすめていきたいな。そうなのです、ぼくをよく知る人は、SNSなどでお気付きかもしれませんが、インターネットをはじめ四万十では手にしていなかったハイテク機器をこちらでは活用しています。もしかしたら、いまのところこちらで一番学んだことは、お恥ずかしながらスマートフォンの便利さかもしれません・・・。アプリすごいですねー、辞書に、会話集に、録音に、チューナーになんでもござれ。旅の準備の不手際で、ロシア語の辞書に会話集など、何も持ってこず、こちらに到着して数日どうしたことかと困り果てていたのですが、いまの時代インターネット上になんでもあるのですね・・・。あと、i-phoneでのムービー録画が音楽のレッスンの復習にとても役立っています。ハイテク敬遠主義の傾向にあるわたくしですが、こればかりはテクノロジーの恩恵をあやからせてもらって、本当によかった。ひとから譲り受けたものの、使わずじまいでずっと引き出しに眠っていて基盤にカビが生えていないかと心配になっていたi-phone、こちらに来て、ついに大活躍です!あと、蛇口をひねればお湯が出るし、電気ポットにスイッチをいれれば火の面倒をみなくても数分後にお湯が沸くし、コンロも然り。スイッチを、パッ、パッ、パッ、といれていけば、チャッ、チャッ、チャッ、と用事が済んでいく。こうしたちょっとした便利さの重なりで、随分と暮らしのリズムが変わって来ますね。ヨイショ、ヨイショ、から、チャッ、チャッ、チャッで空いた時間で、よし「音楽の練習をするぞ」、「執筆するぞ」といった気分です。なのに、現代では便利になればなるほど、みんな忙しく「時間がない」と言うのは不思議ですねー。。。と、プチ・「パパラギ」のような気分。

 いやはや、いまや小学生も携帯している(らしいですね)スマートフォンに、電気やガス、インターネットなどなど、こんな当たり前のようなことの考察を、はるばるTUVAまで来て語っているのもどうかと思いますので、ここまでに。。。

 またまた。