9/9 草茶会 【馬談義と音楽】@ 草舟
ぼくの人生にとって、馬はとても大きな存在である。
大学生の時に南米をバックパック担いで旅をしていたとき、馬で南米を縦断してきた旅人の一団に出会い、雷に打たれたような衝撃を受けた。
あの時から、ぼくのこころから馬の存在が消えることない。
そして、彼らに加わって、馬に乗って中米を旅した1年間、ぼくの人生を決定的に変えた。ぼくらは、ジプシーのごとく、遊牧民のごとく旅をした。
この夏、TUVAで本物の遊牧民の人びとの暮らしを訪ね、彼らの馬に乗せてもらい、大地をかけ、羊を一緒に追った。それは、数時間の出来事であったが、様々な記憶が甦り、細胞が震えた。
大草原シベリアの夏を3ヶ月間過ごし、帰国。海が恋しく、葉山の海を訪れた。友人の矢谷左知子さん(さっちゃん)が海の中を案内してくれた。
さっちゃんは、草の人。草から様々なことを学び、ぼくたちに伝えてくれている。そして、ここ数年、海の世界からも多くの学びを得ていると言っていた。そして、そして、草、海ときて、あらたに馬がやってきたと、海に潜ったその晩、語ってくれた。さっちゃんと馬との繋がりは、宮古らしい。宮古の馬が今助けを求めていると。いや、実は、逆に、そんな馬たちは、実は人間を助けたい一心なのだと。馬のことを考えないことは、いまは一日もないらしい。
そんなさっちゃんから、馬とゆかりのあるぼくの人生の一部をお話して欲しいと、頼まれた。馬のために何かできたら、それは本望である。そして、こうして遠くから彼らに思いを馳せることでも受け取ることのできる、彼らからのメッセージが潜んでいると、感じている。
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*沖縄宮古島に生きる宮古馬は絶滅を危惧されながら、
「ミャークヌーマ宮古馬の会」 https://www.facebook.com/
矢谷左知子