・* サラダの思考 その5 * ・

* 実験・ 簡易ソーラークッキング #3 *

【今回の実験の狙い】

いままでの実験は透明のガラスだったけど、黒い鉄鍋だったら、もっと温度が上がるのかな?

蓋つきのスキレットがあるので、これを使って、煮込み料理というよりも、オーブン料理のイメージで調理してみよう。

= はじめに =

こちらは思いつきクッキングの思考メモです。

完成レシピではありません。

どうぞ、お料理のアイデア帳として、お使いください。

* Let’s Cook ! *


かぼちゃ、鍋にセッティング。

包丁で頭を切り落とし、スプーンで中の種を抜く。

切り落とした、かぼちゃをそのまま蓋とした使えたら、素敵だと思ったけど、鍋の高さに収まらないので、諦める。それでも治らないので、種を抜いた空間とつながって穴が開かないように加減しながら、お尻側もスライスする。スライスしたかぼちゃは、5mm幅ぐらいの短冊切りにして、中に詰める具とする。

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中に詰める具は、他に何がよいかな。

● 冷蔵庫に、一緒のタッパーで水戻ししてた、切り干し大根干し椎茸を発見。うん、出汁も含めて、これを使おう。

●塩味には、塩レモンをチョイス。低温長時間調理で、その美味しさがより生かされるはずだ。見た目も黄色つながりのグラデーションで、かぼちゃと一緒になったら素敵だ。塩レモンの酸味からのかぼちゃの甘みへ、味のバトン・タッチも口の中で軽やかに展開されると思う。

●スパイスに、乾燥タイム乾燥唐辛子をチョイス。塩レモンがあればこその、タイムのチョイス。この組み合わせ、一癖じゃいかない異国の香り、漂わせて。

全ての材料をボールで、かぼちゃの中へ注ぎ込む。

最後の、出汁も、淵まで適量注ぎ込む。

ん、

この水分量見るに、少し、とろみをつけたほうが美味しそう。

そしたら、ふのりだ!

ふのりを水で戻さずそのまま投入したら、水分を吸い込んで水分調整にもなるし、熱がかかったらトロ〜リと溶ける。

(ふのりは、片栗粉や小麦粉などの澱粉以外で、お料理にとろみをつけたい人にはオススメですよ!熱でとろけた後に、冷やしたら、プルンと固まりますし、お菓子作りにも。プルン具合は、寒天とゼラチンの間のゼラチンよりぐらいかな。ふのりのこと調べてみたら、漆喰や織物、整髪などの糊としても使われていて面白い→ WiKipedia

さ、かぼちゃに蓋の代わりにラップをして、鍋に蓋をして、お日様の下へ。

朝8時 ソーラー・オーブン、セッティング完了。

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日中の外気温は35度前後まで上がっただろうか。

日も暮れ出して、夕刻17時、鍋回収。

温度:51.7度。

いいんじゃな〜い。

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【結果考察】

・前回の、かぼちゃソーラークッキングの時より温度が上がっていた。黒・鉄鍋効果か。鉄鍋は、中に水分を入れて長時間放置すると酸化してしまうので、推奨されていない。今回はそのことを考慮して、水分を鍋に触れさせない気持ちで、水分はかぼちゃのくり抜きの中に入れ、丸ごとかぼちゃがオーブンの中でクッキングされるイメージでやった。

・かぼちゃの具合は、前回の実験と同じく、半生。これはこれで美味しい。けど、器になっている外のかぼちゃは、分厚い分より、生に近いかも。これは、そのままで食べるのには、それほど悦なものではないかも・・・。

・やはり、低温長時間調理は、食材の旨みを引き出す。特に、塩レモンの旨みがよく出ている。

よし、今回の実験結果も考察できました。

あらあら、ここにちょうど、コーヒーを焙煎した後の、炭の残り火がありますね!

ふ〜ん、ホクホクかぼちゃも食べたいし、よし、火にかけてしまおう!

ファイヤー・バージョン、できました。

スプーン入刀。

かぼちゃの器を崩しながらいただきます。

ふのりが、とろ〜り溶けて、よい餡掛け具合です!

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こちらの写真は、翌日の冷製バーション。

ふのりが冷えて、よりもっちりして、これまた美味。

かぼちゃ・好き・♡