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* 瞬間眼鏡 *
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朝の畑仕事に
石段を降りていると、うはー!
パッカーンと開いた、ピンクの花と出会う。
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この花は、梅雨の合間にも咲いていたから、こんなに早く再会できるとは思っていなかった。
石垣の足元に植わっている、ライラックの枝にも、小さな花が付いていた。
花は、年に何回、咲くのだろう?
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なぜだか、なぜだか、
お花は一年に一度と思っている節がある
一年に一度の桜を待ちわびる、そのこころか。
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けどね、咲きたかったら、一年に何度でも、咲いたらいいよね。
こちらは、何度でも嬉しいよ。
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「夏は、花が少ないのかな?」
と、【花よ何処に眼鏡】を掛けて、日々の景色の中に過ごしていたら、
ここ数日で、一つ、また一つと、異なる種類の花たちが、眼鏡に写り出した。
眼鏡のおかげで花に焦点が合っているようで、花の登場のその日に、花たちと出会えている気がする。
いろいろな、【瞬間眼鏡】をポケットに持っていたら、日々はより楽しくなるだろうな。
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ここで、ぼくが最近手に入れた、もう一つの【瞬間眼鏡】を、ご紹介。
それは、風景画。
(ぼくが、風景画を描くようになった経緯は、コチラ◯)
風景画を描きだしたら、いままで見た景色が、全く違って見える。
その、瞬間、瞬間の移り変わりに、感動の連続。
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・て
一度、風景画を描いたことで、手に入れた【風景眼鏡】。
その眼鏡を掛けていると、景色への感動の先に、絵を描きたいという意識が続いてくる。
そうすると、細部への興味が、どんどんと生まれてくる。
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「あの雲の陰は、どうなっているのかな?」
「この木への、光の当たり方は?」
「木陰は、どうやって生まれているの?」
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【興味=質問】だね。
絵を描くことによって、風景に対して生まれた【興味】は、【質問】を導いているようだ。
・・
【瞬間眼鏡】と書いたけど、
どうやら、【質問】への答え探しの意識が、【瞬間】を捉えているようだ。
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ということで、本日より、
わたしの【瞬間眼鏡】に写った、暮らしの風景
『Pastel Journal』
の公開です。
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ここからは、野暮なこと。
要らぬ、つぶやきです。
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絵を描くことも、こっそり、ひっそり、人から何か言われることなくににやっていたいな、との思いでした。
しかし、その思いは、『抑圧』された気持ちから発動しているのだと気付きました。
「下手だから、見せたくない」との抑圧。
まあ、他人からの評価を気にしているということですね。
「他人に見せるに値しないから、見せたくない」と、自分自身への判断の抑圧。
他者と比較される社会で育まれてきた、こころの習慣ですね。
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しかし、作品を見る【眼鏡】の対象を、「喜び」とした時に、
「あぁ、これ、喜び、いっぱいじゃん!」
「この喜びを、誰かに伝えたいなー」
と抑圧の雲が、晴れてきたのです。
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社会に影響を受けていない子供たちは、全くに、ことができないにも関わらず、
「ねぇ、ねぇ、見て、見て!」
と、喜びを伝えてきますものね。
その笑顔、コチラの判断のこころを吹き飛ばす、眩しさといったら。
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そして、より多くの人たちが、こんな軽い気持ちで、何か表現したり、物を作ったりして、共有していったら、それは、楽しい世の中だな、と思いました。
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ならば、その第一歩、思いついたらやってみよう!
との、絵の公開です。
ドキドキ・・・
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このBLOGでの文章、そして、これからの絵の公開は、全くに、自分のためです。
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その目的は、
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・本などで学んだことを、自分の言葉に置き換えて文章に綴ることで、復習と実践を行なっている。
・同じく、日々の気づきを、思考のレベルから書き留めて文字にすることで、実践のレベルに定着させようとしている。
・日々の「表現欲求」の、解放の場として使っている。
・日課によっての反復行為で、「表現技術」の向上を目指している。
・自分のためと言いながらも、Blogを閲覧する他者の目があるかもしれないというプレッシャーを、自身の成長のために利用している。
・様々な、実験の場としている。アイデアを、とりあえずの実行にまで移す、手段としている。『思いついたらやってみよう!』
・今回の絵の公開のように、自分の成長の足を引っ張ている感情の「抑圧」を、解放していくための場としている。
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え〜、あれやこれやの、うんちく。
これもまた、自分自身のために綴っていますので、、、、。
いま一度、自分にとっての、このBLOGの意味を整理したかったのです。
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ぼや・ぼや、野暮なこと。
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と、分かっていながらも、
「書いた方がよいかな〜、どうしようかな〜」との思いを、
『思いついたらやってみよう!』、の実践練習に移してみました。
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いやいや、絵公開の恥ずかしさからの、
うんちく、あれこれ、かも知れませんね・汗
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