date・2005.8
place・Oregon.USA
made for・Jadeのパパ
以前に紹介したJudyの孫娘Jadeのパパに作った1足です。

このとき僕の全財産は$100もなく、この先どうしたものかと頭をかかえる日々。ちょうどこの時期に一緒に馬でGuatemaraを旅をしていた彼女がドイツから夏休みを利用して僕に会いに来てくれたのですが、彼女の持ち金はなんと$50!!あっぱれ。。。「なんで、それしか持ってこなかったの?」って聞くと、「あなたに会いに来る飛行機代で全部使ちゃったのよ。」というので、それはありがたいことだなーと思い惚れ直し、二人で、「さーどうするかね。」と悩んでいるときに、Jadeのパパに頼まれて作って、お小遣いを頂いた救いの1足です。これをきっかけに以前のお話にもでてきたようにJadeからの依頼ももらうことができました。

これがなかなか上手く行かず、何回も何回もやり直し、泣きそうになりながら何とか完成させました。Jadeのパパは「この靴だったら地面の感触がわかるよ、おし、これを履いて山に行くぞ。」と言ってくれました。
くつ作りが、僕のこれから歩く道を切り開いてくれるようであり、
くつ作りが、人とのつながりも作ってくれるようでもあります。
これからもっともっと色々なものとつながっていきますように。