ろうそく夜のともよちゃんが、TABI食堂の思いでを、綴ってくれました(コチラ)。

このお話は、津々浦々全国でのTABI食堂のイベントの裏話になりますが、TABI食堂の旅する食堂スタイルでは、迎えてくれる人・家族と寝食をともに(お世話になることばかりですが)しながらの、日々です。もう、車一杯に荷物を抱えてやってくるものだから、迎える側としては、それなりの心と、場所のスペースが必要になるので、なかなかに大変だろうな、と(恐縮に)感じています。

その、日々のなかで、いろいろな気持ちや、お話などを、共有できるのは本当に嬉しいこと。そして、ぼくたちの滞在の日々から、ともよちゃんが記してくれたように感じてもらえたのだったら、本当に本当に嬉しいこと。

振り返ってみれば、馬に乗って旅していたのも、もう10数年前。けど、今も相変わらず同じことをやっているのだなと。馬にたくさんの荷物を載せ、次の場所を目指し、夕暮れに辿り着いた場所に荷を広げ、その晩のためだけの居住空間をつくり、そこに地元の人を迎えいれ、食や音楽を交えてふれ合い、星空の下、焚き火の灯りに照らされ、旅の話を老若男女に語り、翌朝また時間をかけて荷作りをし、旅立っていく。馬が車に変わり、一晩が一週末というスパンに変わっただけで、やっていることは同じだな、と。あの頃の経験のおかげで、その度の新しい場所で空間を作り上げること、そのために必要な道具の選び方、人のもてなし方(と、これは大手を振るっては言えませんが、ぼくなりにね、、、。)、新しいものと出会った時の柔軟さ、応用力などなど、身に付いて、今にもいきているのだなと、つくづく思います。

さて、四万十に帰ってきて数週間。ひたすら草刈り、家の掃除の、復旧活動の日々。どうやら、ぼくは旅の生活に慣れすぎているようで、定住暮らしのペースを掴むのがなかなかに難しい。けど、この愛してやまない四万十川での暮らしは、願い、叶い、いまこうして、しかと手にしている訳で、その日々の暮らしから学びたいと思っている、この夏です。

我が人生の旅路、続きます。