・ ・ * 簡易ソーラクッキング実験 その2 * ・ ・

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朝8時:セッティング

温度:常温の水(30度になってないぐらい)

熱吸収UPのため、焼き芋用黒アルミホイルを引く

【材料】

・大きめに角切りした、かぼちゃ

・スパイス(ローズマリー/カルダモン/塩レモン/塩麹)

*塩麹投入の目的は、菌の働きによっての分解作用による調理を期待して

日が陰ってきた夕刻17時半:回収

温度:41〜2度

【結果】

◉ かぼちゃの火(陽)の通り具合は、半生程度。表面は柔らかくなっていたが、芯の方は、コリコリとした生の状態だった。かぼちゃの甘みは、ほどほどに引き出されている(デンプンの糖化温度と言われる60〜70度まで持っていけたら、より甘みが出せるだろうか。

◉ スパイスの味は、普段鍋で短時間強火にかける時よりも格段に、奥深く味が出ていた。

◉ 発酵が少し起こっていて、シュワシュワとしていた。

◉ 長時間、中温で放置することの心配点であった、雑菌の繁殖による腐敗臭はなし。

【考察】

推測するに、正午には瓶の中は最高気温に達していたであろう。

夕刻に取り込んだ時点では、もう日が当たらなくなってしばらく経っていた状態で、41度ほどだったので、太陽が一番当たっている時間帯は、45〜50度ほどになっていたのではないか。

そうすると正午〜17時として、45度前後の熱を7時間食材に与えることができる。

【今後の課題】

◉ 45度7時間の特性を生かした、調理は?

麹発酵させるのには、バッチリの条件だと思う

◉ かぼちゃをもっと小さく刻めば、中まで日が通るだろう。

◉ 今回の実験結果でも、一般的な調理では得られない、とてもユニークな結果を得られたので、これを生かした一品を考えることは可能だろうか。

◉ 今回のシステムとは、別にもっと温度が上がる装置を作る

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ということで、Let’s Cook !

・* 料理の思考 その1 * ・

【かぼちゃの冷製リゾット】

*はじめに:こちらは思いつきクッキングの思考メモです。完成レシピではありません。どうぞ、お料理のアイデア帳として、お使いください。

ソーラークッキングのかぼちゃの火の通り具合だと、角切りはの大きさは大きすぎる。真の生の部分が気になるので。しかし、せっかくなので、火は通したくない。なので、小さく刻めば、逆に半ナマのコリコリの食感が活かされるのではないか。よい、米粒サイズの大きさに刻んで、リゾット見たいのを作ってみよう。ソーラークッキングの汁にも、スパイスや、塩レモン、かぼちゃのよい甘みが転写されているので、これも活かせるかも

「リゾット=米粒の食感」との想起から、冷蔵庫で水戻しをしている、切干大根と乾燥シイタケを思い出す。これも、米粒大の同じ大きさに切って、食感を加えよう。

さらなる食材を探しに、畑へ。オクラ、ミニトマト、青唐辛子、ニラ、バジル、モロヘイヤ、空芯菜、ブルーベリー、大葉、を収穫。オクラは、食感に良さそうだ。チーズのような粘り気を加えてくれるかも、ミニトマトの酸味はアクセントになるだろう。野良生えのニラは、ニンニクに代わりに濃くを与えてくれるだろう。ということは、ニラも最後にトッピングではなくて、全体に混ぜ込もう。青唐辛子の鼻から抜ける爽快な辛さは、今日の暑さに、体が求めているところだ。リゾットの全体性にもはめ込めると思う。スィート・バジルまで、全体に混ぜ込むと、うるさ過ぎるだろうか、色味の意味も含めて、最後のトッピングに取っておこう。ということで、籠に残ったモロヘイヤ、空芯菜、ブルーベリーは今晩のスムージーの具材に取っておこう。

かぼちゃの水分はザルに越して、セパレートにしておく。全部の食材をフードプロセッサーに入れる。よし、これから、ガーッ、っとやるぞ。粒感が残るように、やりすぎないように注意だ(と、わかっていながらも、なかなかにフープロ使い難しい。丁寧な人は、包丁技をぜひ活用するとよいと思います)。ここで、思いつき、クミンシード、コリアンダーシードを追加。この2つは、ぼくの料理の定番となっていて、これさえ入れれば、なんの料理でも、あるレベルまでの料理の存在を立ち上がらる輪郭線を引いてくれる。スパイスも入れたので、生鬱金(ウコン)も投入しうようか。鬱金は嬉しいことに、我が家の周りにほぼ自生状態で年中手に入る。そして、全体をまとめる利用で液体としての、オイルとお酢を入れたい。オイルは始め、オリーブオイルを思いついたが、ちょうど在庫切れだったので、太白ごま油をしよう。太白は味の階層の部分で主張をせず、全体の濃度を持ち上げてくれる効果があるから、このリゾットにオイルを入れる目的に沿っている。オスは、バルサミコと迷ったが、リンゴ酢を投入。すっきりとさせたいイメージだったので、バルサミコの甘さとフレーバーは魅力だったが、そのまどろみが、他の食材の特性の上を覆い、打ち消してしまうのではないかと感じたため。リンゴ酢のより端的でインパクトのあるパンチを加えた方が良さそうだ。つまりは、リンゴ酢の投入量も、ごく少量に留めておきたい。さ、ガーッ、いっちゃうよ!

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ガッーっとした結果を、一口味見。うん、なかなかに、よいぞ!。ここで温度も調整してみようか。冷凍庫から氷のキューブを取り出し、フードプロセッサーに加え、ガーッ。

お皿に盛る。漉し取り分けておいたスープの使い道も特に決まってなかった、これも一緒に持ったら、綺麗そうだなという理由から、一緒にお皿に盛り付ける。(ぼくはなんでも一つのお皿に盛り付けて、組み合わせるのが好きなようだ。サラダのドンブリ料理が特技です。)スープの冷えていたら美見&美味やねと思い、氷を石のスパイス見るで砕く。

バジルをトッピング。

できた!

胡椒ミルも食卓へ設置。最近は黒よりも白胡椒がお気に入り。

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いただきます。

・お好みで、スープと混ぜ混ぜしてもいいよ。

・醤油を垂らして、醤油の浸透圧を口の中で感じながら食べても、美味しいだろうな、と思ったけど在庫切れ。

・くるみを刻んで食感に加えてもいいかも

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我が家は、my ヘラが必需品です。

小さな頃から、炊飯器とか、鍋の底とか、こそぐの大好き。

実際に、わたくし、リゾットがどういうものか、あまり知りません。

なんとなくのイメージでネーミングしました。

今度、リゾットを食べる機会があったら、いろいろと、そのリゾットたるやの美味しさはどこにあるのか、研究してみよう。