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今朝も、川で泳いで、スッキリ

 さっ、執筆だ

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「ヘチマの花」

 川へ向かう空には雲かかり、時折、風が吹いていた。いつもより涼やかな朝だ。この数週間にも続く日照り。植物たちは、なんとかかんとかと、耐えている。今朝は、そんな様子も、風にそよぎ、幾分、肩の力を抜いてリラックスしているようだ。この夏はどうしたことか、夕立も全くなく、八月も後半となるのに台風は一度もやってこない。こんな雨降らずの夏は、はじめてだ。いままで、夏場の畑に水をやったことはなかったが、「これはさすがにヤバいかも」と思っているうちに、枯らしてしまった植物たちもいる。ごめんよ。。。人も植物もジリジリと耐える日々。そこに、念願の夕立が降った、昨日の午後のことだ。梅雨に雨が続けば太陽を切望し、夏に日照りが続けば雨を乞う。人の気持ちとは、なんとも都合の良いものだと思いながらも、やはり嬉しな雨だ。雷の響きも聞こえてきた。しかし、雷ゴロ・ゴロ鳴り響かず、ゴロ・・・の休符つき小節が数度鳴り響いて、おしまい。やがてに、雨も止み、太陽カムバック。なんとも、僅かばかりの夕立であった。そこに続くは、さらなる湿気。より一層、蒸し蒸しとした、夕刻。この蒸し蒸しは、植物たちにとっても同じくで、煩わしく思っていないだろうかと心配する。この西日に地面照らされ、根が蒸されて、傷んでしまわないかと心配した。

 実際に、これと同じような状況で、八月の頭に、ズッキーニを一株台無しにしてしまった。その日は、朝からの断続的な雨だった。この時も、しばらくぶりの雨であったので、植物たちは久方ぶりの水分補給を喜び、葉先一杯までのびのびと広げ、その喜びを表していた。その様子を、いつもの書斎の机越しに眺めていた。このズッキーニも、家の前庭のよく見える所に植えてあったものだから、毎朝花咲かす様子を覗きにいけば、「なかなか、雌花がつかないな」と、毎日気にかけていた子である。そして、ようやく雌現れ、花の根元に実が太り出したのを、一つ二つと確認していたところだった。このズッキーニもまた、この朝の雨に、葉先まで十分水分を巡らし、空に向かって、ピンピン背伸びをしていた。そのような様子は、こちらを嬉しな気持ちにさせた。雨の気圧は通り過ぎ、気圧の裾で待機していた太陽が、正午の照射角度から照りつけた。しばしのデスクワークに集中した後、顔を起こし、再び目線を外にやると、先程までのピンピン・ズッキーニの姿がいなくなっている。そこには、KO寸前、痛々しい、ズキ、ズキ、ズッキーニ。「きっと、雨降り後の強烈な日差しに、根が蒸されてしまったのかな」というのが、考察結果だ。どうだろう?

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 失敗成功、喜怒哀楽、いろいろな方法で、畑から学んでいる。

知らないことだらけの畑仕事だもの、とにかくやってみるしかない。

知識ではなくて、経験から学ぶ。

確かさを求めて。

それに続く、応用力。

(たまにの近道で、経験から書かれている知識を、覗き込んだりもして・・・。)

ズッキーニを失ってしまって悲しいけど、この経験も混ぜ込んで、肥やしとなりますように。

この営みは、全体として、豊かな土壌になっていきますように。

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 今朝の植物たちの様子を見るに、僅かばかりの夕立でも、ありがたかった様子だ。

いつものしんなり具合から、幾分、背筋を伸ばしている。

天気予報では、今日の午後から雨となっている。

山の向こうから、雲がやってきている。

雨よ、来い。